合同会社モリカワのブログ

森川敬一。CTOとして30年やってきました。集大成としてCTOを増やすという事を目標にやってます。

Web3.0 FTX破綻に見える正しいブロックチェーンの正しい理解

先日、FTX破綻し大きな話題になってます。

FTX、破綻後に仮想通貨の不正流出が発覚 被害額600億円規模か

 

このニュースで仮想通貨、ブロックチェーン、NFT、Web3.0は危険というイメージが大きく広がってます。

しかし、ここで大事な事は、ブロックチェーンの仕組みとは関係ない所で今回の問題が起きているという事です。

今回の問題は、預かっていた仮想通貨を勝手に別の事に使っていたという事であって、銀行でもある出来事です。預金を勝手に色々な事に使っていた。仮想通貨に限った話ではありません。

そして、銀行の本来の業務は預金を預かって、適切に運用してお金を増やす事です。

問題は、運用が適切に行われなかったという事です。

ここは適切な規制が行われていなかったので、ある意味、仮想通貨マーケットの問題という事になるかもしれません。

・仮想通貨の問題ではなく、銀行でも起こる

・預金の運用が適切でなかった

・仮想通貨交換所の規制をもっと厳しくするべき

という話です。

 

ただ最も問題なのは、何故、自分のウォレットで管理しないで仮想通貨交換所に置いてたのかという事です。

自分のウォレットで管理しとけば、勝手に運用される事は起きません。

 

というのもWeb3.0でDao・中央分散を信用して、仮想通貨やNFT等を購入されている方々が自分で管理せずに結局、取引所に預けっぱなしで、信用してるっていう事です。

 

NFTにしてもDAOにしても分散型なので、自分で自分の資産を管理・コントロールしなければなりません。

自由の裏には、責任がつきまといます。自由ばかり主張して責任を放棄する事は矛盾です。

しかも、この破綻の例は過去に何度も起きてます。想定する事は容易に出来ると思います。

Web3.0に未来を感じて、NFT等に投資されてる方々は是非、自由を得るには責任が伴うという事を理解して欲しいです。