合同会社モリカワのブログ

森川敬一。CTOとして30年やってきました。集大成としてCTOを増やすという事を目標にやってます。

新人エンジニア向け:最大スレッド数を増やす努力をしよう

開発業務など何かに没頭して考える必要がある業務については集中力が非常に重要です。
集中力というのは、素晴らしい結果をもたらします。
・速度向上 → 頭の回転速度があがって結論を速く導ける
・パフォーマンス向上 → 通常では出来なかったパフォーマンスが発揮出来る
他にもあると思いますが、集中によって周りの音もかき消すことも容易にできる。

仕事の生産性は集中できる環境つくりから

集中力をあげれば仕事の生産性を高める事ができるのは、誰でも容易に想像できると思いますが、意外に集中できる環境配慮に関して配慮している企業は少ない。
以前CTOで入った会社では、僕が入る前から集中タイムが設定されていて、その時間帯は、話しかけるのNG。電話も出ない、とくかく自分の業務に集中せよというのがあった。確か2時間くらいだったと思うがとても効率的な時間だったと思う。あれは良い制度だったと思います。

集中するのにも時間がかかる

集中するまでにかかる時間は、約20分くらいらしいです。そして、集中が継続する時間も20分程度らしい。その後、少し集中が切れながらも、再度、集中タイムに入ったりして、限界は、2時間くらいらしい。こんな感じ。

画像

これは、実験で証明されていて、つまりは20分以内に割り込みが入ると全く集中して仕事ができないという事になる。15分を使って集中力を高めたものが、一本の電話や、相談等で開放されてしまい。又、次の20分を使って集中力を高めないとダメです。

そんな理想な環境つくりは難しい

業務中に割り込みが入ると、集中力が細切れになってしまうため割り込みが入らない形での業務調整が重要となってくる。しかし、マネージメント業務を行う立場になると、20分集中して仕事という事さえもがとても難しくなります。他部署との調整、外部の会社との調整、メンバーの業務支援・相談、etc.マネージメント業務でなくても、仕事ができる人というのは、仕事が集まってくる。そのため同じ状況になってしまう。
このギャップを埋めるためには、集中力が必要な業務については、朝や夜、土日を使って一気にやり抜くという方法もある。
但し、これだと、時間の量で調整しているだけなので、全体の作業時間が増えてしまうだけで生産性は上がってない。
このギャップを埋めるのは、集中力を上げる時間を短くするしかない。

マルチスレッドにして最大スレッド数を増やす

マルチタスクが得意な人間になりましょう。Windowsの様に立ち上げすぎると、固まる様なOSではダメです。
これのポイントは、
1.集中までのアイドルタイムを減らす
2.集中できた時の処理能力を増やす
3.集中できた時にタスクを複数こなす

画像

1から順番にチャレンジしてみて欲しいです。アイドルタイムは、意外に簡単に短くする事が出来ると思います。2の処理能力は、繰り返し慣れていく事です。
最後のマルチタスクが難しい。難しいけど、なれると賢者になったかの様に色んな物事が片付いて行きます。
TVを見ながら、スマホで動画をみたりするとマルチタスクに慣れてくる。最近の若者はながら文化にも慣れてるので意外マルチタスクは得意な気もする。
仕事が出来る人は、この1,2,3の能力に長けている人が多いです。
この集中力を高めるトレーニングを日頃から積む事が重要です。