合同会社モリカワのブログ

森川敬一。CTOとして30年やってきました。集大成としてCTOを増やすという事を目標にやってます。

エンジニアのコピペだめなの??嘘でしょ?

エンジニアのコピペが駄目だという記事を見かけました。
あえてリンクは張りませんが、僕には全く賛同できませんが、イイねもついてます。
皆さんはどうお考えですか?少し不思議に感じましたので誤解が広がりたくないと思って記事を書きました。

コピペでスキルは向上しなくない

コピペして出来た気になってしまい理解しないので、0から書いた方が良いと記述がありましたが、今どき、0からコーディングするのって何時代って感じです。昭和の根性にしか思えません。0からタイピングするのと理解するのは全くの別軸の話です。
そもそもコピペするという事は、そのコードを修正するからです。修正しないのであれば、ライブラリとして利用すれば良いです。修正するという事は理解した上で修正します。逆に理解しないと修正出来ないのです。
更にキレイなソースコードをコピペする事でキレイなソースコードの書き方を覚えれるし、保守性があがって生産性が上がります。コピペするべきだと思います。

コピペは考える足かせにはならない

先述の通り、修正する上では考えます。冗長なソースコードから必要な部分のみ抜き出したり、こんなエラー配慮が必要なのかと勉強になったり、パズルを埋めるためには色々と考えます。コピペは考えるためにも必要な行為です。

コピペで現場で痛い目に遭うわけない。。。

ネットにアクセス出来ない現場の時に困るという話なのですが。。。これもいつの時代だろうという話です。もちろん現場でネットにアクセス出来ない方はいるかも知れません。でも何パーセントの人でしょうか?大多数のエンジニアには関係ない話だと思います。

ラリー・ウォールが提唱したプログラマの三大美徳

  • 怠惰 (Laziness)

全体の労力を減らすために手間を惜しまない気質。
この気質の持ち主は、役立つプログラムを書いてみんなの苦労を減らしたり、
同じ質問に何度も答えなくてもいいように文書を書いたりする。
よって、プログラマーの第一の美徳である。
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怠惰なエンジニアは、同じコードを二度と書きたくありません。是非コピペしていきましょう!

  • 短気 (Impatience)

コンピューターが怠慢な時に感じる怒り。
この怒りの持ち主は、今ある問題に対応するプログラムにとどまらず、
今後起こりうる問題を想定したプログラムを書く。
少なくともそうしようとする。
よって、プログラマーの第二の美徳である。
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短気なエンジニアがやるべきは、既に実装された部分ではなく未来を見据えたコードを書くことです。
コピペした上で該当システムに最適なコードに成長させましょう。

  • 傲慢 (Hubris)

神罰が下るほどの過剰な自尊心。
または人様に対して恥ずかしくないプログラムを書き、
また保守しようとする気質。
よって、プログラマーの第三の美徳である。
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恥ずかしくないソースコードを書くために、キレイなコードをコピーして修正していきましょう。ソースコードのキレイさは、見た目のキレイさもあります。目で覚える事もキレイなソースコードを書くには重要です。

以上、ガンガン、コピペしていきましょう!

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