合同会社モリカワのブログ

森川敬一。CTOとして30年やってきました。集大成としてCTOを増やすという事を目標にやってます。

目標に悩んでいるエンジニアへ:楽しんで仕事をする事

昔、インフラの担当者がラックの写真を見せてくれた事があった。
そこには、綺麗に色分けされたLANケーブルがささったラック内のSW(スイッチ)が移ってました。
新設ラックを構築するにあたって、高アベイラビリティ、低コスト、高パフォーマンスのインフラ構築を彼女に担当してもらいました。
本来、経営レベルからのコスト削減を目指して始めたプロジェクトなのですが、どうせならという事で、LVSや、VRRP、ボンディング,etc等のオープン技術を駆使した物も一緒にやりたいという事で、スケジュール的にも非常にタイトなプロジェクトでした。ハードなプロジェクトを見事に対応してくれたのですが、苦労しただけあって、自分で設置したハードの写真を見て、「自分の子供の様にかわいい」と(笑
さぞ、大変で難しくもあったと思います。だからこそ、達成感も並大抵の物ではなかったと思います。

仕事には、自分が好きな仕事と自分が出来る仕事がある

自分のやりたい事が見つからないと言って悩んでいる人がいます。時に相談されたりします。
仕事というのは、

  • 自分が好きな仕事

  • 自分が出来る仕事

があります。最も良いのは、自分が好きな仕事がよいと思います。僕も小学生の頃にプログラマーになりたくて、そのまま今に至ります。イチロー選手も野球大好き少年からプロ野球選手になりました。
引退会見で、好きな事を見つけて欲しいと言ってますが、好きな仕事が出来るのは、一部の人達に限られる場合が多いです。
次にあるのが、自分が出来る仕事、向いてる仕事です。人と話すのが向いてる人は、営業だったり、コンサルだったり、話す仕事は色々とあります。

アウトプットとプロセス

  • 自分が好きな仕事 = アウトプット

  • 自分が出来る仕事 = プロセス

なんですよね。アウトプットを目指して、エンジニアになった僕ですが、実は物作りや何かをソリューションするというプロセスも好きです。これは、エンジニアでなくても叶ったかもしれません。
好きな仕事(アウトプット)を見つけれない場合は、出来る仕事(プロセス)中心に仕事を考えてみるのも良いと思います。

本来、仕事は楽しい事

子供の頃、初めてプラモデルを作って、その体験をベースに将来、車とかロボットを作りたいと夢を描いたり。
親の手を借りながら作った料理を家族に美味しいと言われ、将来、コックになろうと思ったり。
TVでワールドカップを見て、サッカー選手に憧れたり。

本来、仕事というのは、

  • 楽しかったり。

  • 好きだったり。

  • 感動したり。

  • 夢中になれたり。

だからこそ、大変だけど、頑張れるはず。楽しいからこそ、もっと、難しい事や大変な事にチャレンジしたくなれるはず。

  • 初めて自分の作ったプログラムがリリースされた時の感動。

  • 初めて自分の企画が採用された時の感動。

  • 初めて自分で営業して、クライアントから「御社に頼みます」と言われた時の感動。

アウトプットもプロセスの話しもありますが、最後は、楽しんで仕事が出来るかがポイントです。仕事に夢中になれたなら無意識に成長する事ができると思います。