合同会社モリカワのブログ

森川敬一。CTOとして30年やってきました。集大成としてCTOを増やすという事を目標にやってます。

エンジニア向け:CTO目線のこんな企業に転職しては駄目だTOP5 その3 新卒エンジニアを取ってない

CTOとして20年、CTO10社、技術顧問20社以上の森川目線でのこんな企業に転職しては駄目ランキングをまとめてみました!

もちろんエンジニア向けです。

その3です。

 

エンジニア向け:CTO目線のこんな企業に転職しては駄目だTOP5 その1 - 合同会社モリカワのブログ

エンジニア向け:CTO目線のこんな企業に転職しては駄目だTOP5 その2 - 合同会社モリカワのブログ

 

3.新卒エンジニアを取ってない

 新卒エンジニアを取ってない会社というのは、

 ・育てるリソースがない

 ・利益がすくないので、即戦力しか無理

 等の理由があると思います。

 *もちろん、立上げベンチャーに創業メンバーやそれに近いメンバーとして参画する場合は、この状態は受け入れるしか無いと思います。

 実は、この新卒エンジニアを取ってない状態は、非常に勿体無いんです。

 エンジニアという職種は、若くてもあっという間に成長していきます。1年目で10年レベルのエンジニアを超えていく事もよくあります。

 これは、業務自体がノウハウの領域よりも自己学習で解決できる部分が多いためです。業務経験に依存されない職種なんです。

 例えば、コミュニケーション力等は、沢山の人と話したり、色んな種類の人と喋ったりして、話題の作り方、リアクションの仕方等を習得していきますが、プログラミングに関しては、ネット上に様々な情報が転がっており、自分ひとりで意欲さえあればドンドン成長していく事が出来ます。新規で作ったり、生産性の部分では、経験はあまり必要ありません。そして保守性や再利用性等の部分もオープンソースを読んだりすると他人のソースコードから適切なソースコードの書き方をマスターする事が出来ます。

 経験はあまり必要ないのでドンドン新卒エンジニアを取るべきなのです。

 当然、教育が必要なので既存の社員とのバランスも重要だし、新卒エンジニアを採用するのはリスクが大きいとも思えますが、優秀な新卒エンジニアを採用できれば1年くらいでリーダークラスのエンジニアになるでしょうし、3年もすれば中核メンバーとなるでしょう。若いエンジニアのパフォーマンスはリミットレスです。

 この価値ある新卒エンジニアを取ってない企業は成長力が弱いし、そこに経営者が気付いてないという事は、エンジニアが分かってない経営者の会社です。 

 新卒エンジニアを取ってない会社に関しては十分注意して転職判断が必要です。

 

 ちなみに下記は、新卒エンジニアを取るコツです(企業向け)

新卒エンジニアを取るコツとしては、

 1.他職種とまとめてとらない

  営業、プロディーサー、ディレクター、エンジニア等一緒に総合職で採用する会社もありますが、これでは優秀なエンジニアを見つける事はできません。

  エンジニアはエンジニアで新卒採用に動いて下さい

 2.コミュニケーションを重視しない

  エンジニアに必要なのは、論理的思考力や思考速度等の地頭力と柔軟性、努力できる力、興味を持つ力等の人間力です。

  ここをコミュニケーションが下手だからと言って切り捨てないで引き出すための面談が必要となります。

  例えば、ギフテッドで特徴として、

   ・学習能力が高い

  ・思考能力が高い

  ・好奇心旺盛

  ・完璧主義

  等があります。

  正にこれです。

  Gifted childの様な将来の天才プログラマーを見つける様な面談を検討して下さい